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江戸幕府政権は、歴史から抹殺された
「明治の文明開化により日本の近代化が始まった」
はたして本当にそうなのか?
新政権の正統性を示すため、埋められた江戸への回帰
明治政府は、少なくとも初期から前半にかけては腐敗し切っていた。
その実態は、何でも西洋風を強制していた、長州を中心とした新政府首脳こそが、西洋人が知ったら驚愕するような腐敗の権化ともいうべき存在であったのだ。
このことが、西郷の心理に影響を与えたことは明白である。
「戦い好き」で「策謀好き」の西郷ではあったが、木戸と違って不正という汚濁には包まれていなかった。
もし、西郷に、木戸、山縣、井上や槇村のように強烈な金銭欲があったなら、彼はもっともっと長い一生を送ったに相違ないと思われてならないのだ。
このような権力欲、金銭欲に支配され、汚濁にどっぷり浸かった政権は、残念ながら三流の政権と位置づけざるを得ない。
そして相対比較でしかないが、明治政府は
・倫理観の欠落が特に著しい
・単に西洋にかぶれることを近代であると錯覚
それに比べ、江戸幕府は
・どこまでもオリジナルな価値観
・徹底して戦というものを許さない社会を構築
世界史的にみても江戸幕府が一流であったと評価せざるを得ないのだ。
三流が一流を野蛮だ、非文明だと批判するなどは、暴論の極みか、或いは哀れな思い違いであるとしかいえないのである。
史実に従えば、明治維新とは民族としての過ちではなかったか。
これは一度国家を壊しながら、今もなお政権を維持している薩長政権に対する問いかけでもある。
もし、明治維新が過ちであったとすれば、その最大の過ちが直前の時代である江戸を全否定したこと。
或いは、少なくとも江戸を全否定したことだけは、明白な過ちであったといえるのではないか。
世の諸賢が全容を解明すれば、江戸は確かに未来構築の一つの指針になる。
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